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定住で耐震

Excite エキサイト : <災害1日前>被災者が語る反省や失敗談

そろそろ、しっこひです。
しばらく通信途絶えます。悪しからず。
家具など、この機会に固定しなおします。

↓改めて、経験者のお声が勉強になりました。




「災害の1日前に戻れたら、あなたは何をしますか」――。内閣府は、地震や津波、風水害、噴火などの被害に遭った人たちが語った教訓や失敗談などを集めたエピソード集「一日前プロジェクト」を作った。「避難先を話し合っておくべきだった」など、被災者ならではの身につまされるエピソードも多く、内閣府は「事前の備えの大切さに気付くきっかけにして」と、活用を呼びかけている。

 中央防災会議の「災害被害を軽減する国民運動の推進に関する専門調査会」の委員がこのプロジェクトを発案。委員らが06年12月から今年2月にかけ、1946年の南海地震や90~96年の長崎県雲仙・普賢岳噴火、04年の新潟県中越地震、05年の台風14号などで被災した住民や対応に当たった消防団員らから聞き取り調査した。

 テーマは「体験を通じてうまくいったと思うこと、失敗したと思うこと」「もう一度災害が発生したら次はどう行動したいか」「日ごろから何を準備しておけばよかったか」など。1話当たり300~500字程度にまとめた。

 全部で245話あり内閣府のホームページで閲覧できる。災害種別や地域別、場面別(家庭や学校、職場など)に分けて検索でき、自分と似た状況の話や興味のある内容を選んで読める。また、このうち、98話を掲載した冊子も約2万冊作製し、全国の自治体や公民館に配布した。

 金山宏一・内閣府災害予防担当は「エピソード集をたたき台に、各地でそれぞれの『一日前プロジェクト』を作ってほしい。動きが広がり、根付くことを期待している」と話している。ホームページは(http://www.bousai.go.jp/km/imp/index.html)【樋岡徹也】

■「一日前プロジェクト」の主な内容

・早く逃げれば良かった(南海地震、徳島県の70代女性)

 体を揺さぶられたような気がして目が覚めました。しばらくしたらすごい揺れが始まって、素足のまま親子4人が外へ飛び出しました。揺れがおさまった時、逃げればいいのに、寒いからとまたみんなで布団の中へ入ったんです。それから1、2分ぐらいでしょうか。「津波が来るぞー」と2回聞こえたんです。父が「早う逃げなんだら、あかん」言うて、親子4人が家の玄関の戸を開けたときには、もう腰まで潮が来ていました。

・話し合っておくべきだった避難先(長崎県雲仙・普賢岳噴火、島原市の50代男性)

 大火砕流の際、市外にいたので「家族は大丈夫か」ということで頭がいっぱいでした。「避難場所はどこだろう。どこに行けばいい」って車を走らせながら考えていました。子供は小学生だし、一番下はまだ4歳ぐらい。心配でたまりませんでした。噴火に限らず何かあったときは、どこに行くことにするとか、家族で避難経路についてよく話し合っておくべきと感じました。

・『川があふれてます!』と必死で玄関のチャイムを鳴らす 緊急時には、声をかけあって(05年台風14号、杉並区の40代女性)

 すごい雨音だったし、みんな雨戸やシャッターを閉めているから、外がどうなっているか分からない。私はひざぐらいまで水に浸かりながら一軒一軒ピンポンを押して、「今、川があふれています。ガレージの車を早めに上げた方がいいですよ」と言って回りました。今は住宅の防音も良いので、緊急時には隣近所に声をかけ合わないと大変なことになると感じました。

by taging | 2008-11-06 12:26 | 防災