モルヒネCURRY

e0067502_22244885.jpgミレニアムに、左耳だけピアスをあけた。
4畳半のちゃぶ台で、二機の飛行機追突を見た。
青く冷えていく部屋で、たくさんの矛盾を抱いた。
自分の毛穴に香辛料を詰めこんでいたような20代が
だんだん遠のいてゆく。

結局の処、TUGGYの味わいみたいなものを形にしているのは
頬を刺さずとも山手通りやら青梅街道やらR246やら
恵比寿やら青山やら虎ノ門やら日本橋なのだ。

あなたどこへやら




あるアーティスト(バンド)の解散を知り、感慨深くなる。
音楽が引き戻す。
それも心地よい。
度重なるフラッシュバックで突つかれる。
もっと酔っていたいと思ったっていいじゃないか。


みんな忘れていく。
TUGGYだけが憶えてる。
そんな恐怖を幼い頃からこめかみに携えていたが
200X年の恐慌を終えて、白んでゆく脳内。
うん、これこそ脳内革命だった。

あ、言い過ぎだわ。
けれども確かに、薄まっていく喜怒哀楽。
闇に降る雨には打たれない。
そのかわり、濃厚な種類の感情を載せて唄えない。
あたしが完全に乾いたら もうあたしのせい。


そして忘れられて、こっちだって忘れてあげる。
これいつ挽いたスパイスだっけ?
ああ、何年も前だよ。

大丈夫、使えるよ。
だって乾燥したとこに保存してたんでしょ?
あの日と、この日と、その日と、あの人と、その人。

いいね、カレーみたいだなあ。
挽いて混ぜて煮込んだらいいんだ。
コリコリ こりこり こりごり

あら 食べたらまた あたしの肉になってしまう
[PR]

by taging | 2012-01-23 22:28 | 小噺