ぴっちぴっちチャプチャプ

しまった‥ちょっと寝坊した。
いいわけすると、夜中の授乳回数が普段より多かったのだ。
GWを挟んで、プレ幼稚園3回目の朝。 チッ 雨だ。

『ミョンミョン(納豆)食べようよ』
「食べない」 「やだ」
なんとかおだててエプロンを着せ、朝食。
彼女に付き合ってると食事してるだけで開始時間になってしまう。
すまん、おかーたんの支度しちゃうね。

切り上げて『着替えてからペネロペ見よう』
交換条件をいちいち提示しないと、事が進まなくなった娘。
慎重に、でかける方向に持って行く。砂場セットは持たせない。



e0067502_23211449.jpg



【往路】

『出かけるよ』
「いかない」
もっと"うっかりペネロペ"を見せろ、と。 ペネロペ・クルスではない。
『もう出なきゃ。おかーたん、ほっしゃんと行くからお留守番する?』
「あーたんもいく!」

カッパを着せて、長靴を自分で履かせる。傘は黄色。
公園に行く気満々なのは、母が幼稚園用のペネロペのバッグを持っているせい。
判ってるのも分ってる。わざと砂場セットを持とうとするのも。

「あけて、あけて」
マンションを出ないうちに傘を開いてほしがる。
エントランスを出て、幼稚園までの遊歩道を反対側へ行きたがる。
「そっち、やだ」
おんぶ、とせがむので、キツいがその方が早いと考えて背負う。

ほっしゃんのだっこ紐が食い込む。あーたんを背負い、雨の中、傘をさす。
「やだ、そっちやだ、」背中でバタバタ&モゾモゾ
きっっっっつーーーーーーぅ

『あんた‥‥降りたら‥‥ハァハァ‥‥‥逆方向‥行くんしょぉ‥‥』
「おーりーうぅーーー!!」
『もうダメだ』ほっしゃんも泣き始めた。

あまりに肩がパンパンになって降ろしたら案の定、家の方向へ歩き出すあーたん。
園まで半分の地点で逆戻りされちゃあたまらない。
「ようちえんやだ」
『そっかぁ‥‥』
歩いてはくれなそうだなあ。。。面倒だけど車を出せばよかった。

そこへ園方面から来たおばさん。
花粉症なのか、ゴーグルとぴっちりマスクをしてスウェット姿でウォーキング。
「どうしたの?行きたくなくなっちゃったの?」

 幼稚園楽しいよぉ、おうたも歌うし、ミッキーがいるかもよ?(いねえよ)
 きのうは何をしたの?ピアノ?先生がひいたの?むすんでひらいて?
 いいじゃなーい!げんき出てきた?がんばって行ってみよう?
e0067502_23564099.jpg
とか色々助け舟を出してくれたが
「がんばんない」の一点張り。たはー
「お母さん、どうしようねえ?」
『ははは‥どうしましょうねえ‥気持ちはわかるんですけどねえ』
TUGGYは4歳でも保育園が嫌でイヤで仕方なかったクチだ。

あーたんは2歳。
無理に通わせなくても、、、休ませちゃおうか、と一瞬よぎったが
もう一度、おんぶしてみる事にした。
「お母さん、がんばる?気をつけてね」
『ありがとうございました』

少し行くと、背中から降りて一緒に歩いてくれたあーたん。
しかし、やっぱり、上り坂で園が見えてくると「行かない」
泣く子を小脇に抱え、建物の入口でカッパを脱がせて先生へ。
引きずられるように教室に吸い込まれて、泣き声が聞こえる。
しばらくして覗くと、まだ長靴も脱がずにずっと先生に抱かれていた。

先生、たいへん。。。でも、よろしく



【戻り】

坂を下ると、さっきのおばさん。
『先ほどはありがとうございました』
「大丈夫だった?」

『ダメだけど、ほとんど放り込む形で‥‥笑』
「そう‥行ったことを褒めてあげなきゃね」
『終わったら、抱きしめてやります』

教室の入口を見ながらそう言ったら、涙が出てきて止まらなくなった。不覚
ダメだ。このおばさんの声が異様に優しいから。
寝不足のせいか、感情の高ぶりが激しい。ホルモンバランスがおかしいのか?

『なんだか悪い事をしている気がしてしまって‥あんなに泣いてるのに』
「そんなことないわよ。学習の機会を与えてあげてるんだから。
 子供のためなのよ。あなたはこの子(ほっしゃん)も育てなきゃいけないんだし」

『はい‥』
なんなんだ、なぜあたしゃ通りすがりのおばさんに泣きっ面を見せてるんだ?
「なんだかつられてこっちまで泣けてきちゃったわ」
『すみません、大丈夫です。ありがとうございました』
「がんばってね」

あの人は一体誰なんだろう。
声の感じからすると、教育関係者だろうか?先生みたいな話し方だった。
威圧はないけど、諭し方が母親業だけをやってきた人ではない気がした。

母がこんなところで泣いてる場合じゃない。
掃除も洗濯も洗い物もまだなんだ。ほっしゃんに授乳もしなきゃ。
2時間だけの桃屋敷、ってわけにはいかないのだ。



【迎え】e0067502_223571.jpg

雨あがる。
どちらかというと往路に止んでてほしかった。
おい、頼むよ〜スイリン‥


前回のお迎え時。
帰りたくて帰りたくて仕方なかったあーたんは、一番乗りで出てきた。
出てきて母に駆け寄り、涙と鼻水の顔で
「ママー!!がーんばーった〜〜!!!!!」
と叫び、周りにいたママさんたちから大喝采だった。

今回は、母が少し遅れて行ったせいか後の方になる。
母に駆け寄る前に、先生に抱きしめられて何か囁かれていた。
「がんばったよぅ!!」
『本当にがんばったね!あーたんエラい!』
さて、今日はどんな様子だったのだろう。


[だっこしてくれてたY先生]
 靴も脱ぐのを嫌がって。(後から)脱いでくれただけでも良しとしましょう。
 無理にやらせてない。
 ずっとママを求めてる。下の子が生まれたせいもあるのかも。

Q.お茶は飲みましたか?
 飲みたがらない。

Q.なにか作業はできてるんでしょうか?
 そんな状態じゃない。でも無理にやらせない。ここが"イヤな場所"にならないように

Q.歌を唄ったりは‥?
 そういうレベルではない。

 ずっと泣いてる。泣いてるのは自己主張。主張ができるのはいいこと。
 笑って通ってくれればいいけど、それまでは親も辛い。
 悪い事をしてる気になって、そこまでして通わせなくても、と思うようになるが
 いつかは、と信じて

‥‥花粉症のおばさんて、この人じゃないよなぁ?


[R先生]
 今日はバッグを置きましたね(前回はペネロペバッグを離さなかった)。

Q.泣き止む事はあるんですか?(一応ちがう先生にも聞いてみる)
 少し泣き止むときもある。
 いっしょに絵本を読んだ。アンパンマンとか‥
 少しずつ泣く時間が減るといい。
e0067502_23572538.jpg
R先生「また遊ぼう」
どういうのかと思ったら
「あぽぼ」
進歩‥してるのか?
ハサミを使いたがっている事を先生に話しておく。



【復路】

「がーんばーったー」
『よくがんばったねー。アンパンマンパン食べよう』
「食べるー」
『楽しかった?』
「たのっかったー」
『先生すき?』
「うき」
『おともだちできた?』
「おともだち やだ」
『また行く?』
「もうがんばんなーい またいかなーい」

水たまりをハシゴする。
ぴちぴちチャプチャプうたって、うたって、とせがまれるだけ歌った。
一番しか知らないけど、せがまれるたびに歌った。



【帰宅】

アンパンマンのスナックパンと、ミルクとサラダで昼食。
「おかーりーぃ!!」
『‥おかわりは、食べ終わってからするんだよ』
手にキープしながら皿を差し出すヤツがあるか。
いっぺんに1袋を食べてしまいそうな勢いなので、さすがにストップかけた。

サラダはひとくちしか食べない。
でも、今日は許す(言ったって食べないし)。
ミルクに青汁を混ぜているので、なんとか栄養は大丈夫だろう。


ほっしゃんに授乳しているとき「あーたんも」と言ってきた。
『なに?あーたんも、なに?』
「おっぱいたべる」

『‥‥おっぱいは、飲むものだし‥齧られると痛いんだけど‥‥いいよ』
断乳以後、ほっしゃんが生まれた時だって欲しがらなかったのに。
今日はよっぽど大変な日だったんだなあ。

その後何度か「おっぱいたべる」と進言。
そのたび『いいよ』と許可するが、言うだけで結局くわえもしない。
これも、主張なんだなあ (みつを)


ねんねの時間。
ほっしゃんは、珍しく先に寝付いた。ねーねに気を使ったか?
いやいや、昼間あまり眠らなかったせいか。

『ねえ、今日は雨でたいへんだったねえ』
「がーんばったー」
『がんばったね。ホント、がんばった』
「みなさんさよーなら!した」
『そう。他には?先生となにしたの?』
「アンパン‥」
『ああ、絵本読んだんだって?』
「うん。読んだ」
『先生、だっこしてくれたの?』
「うん」
『よかったねえ。またあそぼって言ってたよ』
「あそぶ」
『あホント?ようちえん行ける?』
「いける」
『えー、すごいじゃん!じゃあさ、ニコニコで先生おはようって言える?』
「おはようできる」
『ペネロペも、おかーさんいってきます!って元気にようちえん行ったもんね!』
「いける」
『‥ホント?おかーさんいないけど平気?』
「だいじょぶ」
『すごいじゃん‥‥なんて大進歩』
「いかなーい」
『なんだよ』
「がんばーんなーい」
『どっちよ』
「いける」
『笑 ウソでも嬉しいよ。
 ホントはあーたんもニコニコで行きたいんだもんね。
 でもおかーたんがいなくなっちゃって怖くなっちゃうんだよね』
「わかるぅ?」
『笑 わかるよ。うん、ウソでも、おかーたん嬉しいよ』
[PR]

by taging | 2010-05-12 23:09 | 「保育がねえな」「イクジだろ」