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おばあちゃんの話

<校内暴力>全国の公立小学校で1890件、過去最悪

おばあちゃんの話_e0067502_2347347.gif多兄弟のススメも読んでね

兄弟の話がなかなかの反響だったので
祖母のことを。
本日、風邪治りかけの身体で実家へ。
彼岸だし。
いなり寿司とおはぎをご馳走になった後は、兄嫁も子供も水泳教室へ。

母親と二人きりになり、話のネタは結婚から父親のことへ。



父が他界したのはもう3年前。
父が亡くなった翌日、葬儀場に集まって対面。
一番上の姉が「次に生まれてくる時は、愛のある場所に」
と動かない父に話しかけていた。

あ、やっぱ、おばあちゃんに辛い思いをさせられたのか。
先入観というか、固定観念がその時新たに生まれる。
そんなによく知らないのだ、父の生い立ちを。

聞いた話では、戦前生まれの父、F男はどこかの軍曹の子で
養子としてもらわれてきたらしい。病気の祖父の看病を祖母としつつ、
高校まで出た。自分がわかっているのはこれくらい。

血の繋がりがないから継母には辛く当たられたのか、くらいに思ってた。
私の母親が嫁にきて、当たりは嫁へ移ったのかと。
実際幼いながら祖母から母への一方的な癇癪は理不尽に感じたモノだ。
祖母と父の関係性は、あまり記憶になかった。
父の死直後、姉の一言で勝手に想像しただけだ。


それが今日
TUGGY「結婚したってさぁ、難しいべ?親戚とか、親とかさぁ」
母「あたしはねえ、おばあちゃんに口答えしないのがよかったみたい。
  町内で3本指に入るって言われたくらい厳しいお姑だったからねえ。
  近所の人に『よく我慢してるなあ』って褒められたよ」
T「‥他の家の人にも怒鳴ってたもんね。嫁入り最初からそうだった
ん?」
母「息子取られたのが悔しかったみたい。ずっと可愛がって世話してた
のに」

???あら?そうなの?

母「『F男は頭がいい、お前は大バカだー!月とスッポン』って」
T「ハハ、そうなんだー。愛されてたんだ、父さん」

ちょっとホっとした。ついでに

母「でもおばあちゃんね、死ぬちょっと前に言ってくれたの。
  『お前じゃなかったら、嫁は務まらなかったなあ。ありがとう』
なんつって」

“なんつって”は余計だ、母ちゃん。
そっかー、ばあちゃん死んだとき、母さん泣いてたの憶えてるなあ。
子供ながらに「あんだけ虐められたのに?」と思ったっけ。

孫にとっては、わかりやすくいいおばあちゃんだったです。
今でもおばあちゃんが作るきんぴらと草もちとぼたもちが食いたい。
膝を立てて食事をすると怒られた。
あんでこんなこと書いてたんだっけ、そうそう、家族と子供。


核家族の家庭の方が今は多いですよね。
自分なら、配偶者の親と同居はなるたけ遠慮したい。すみません。
(兄嫁は偉い。我が母と同居し、
毎朝仏壇にご飯を供える事を欠かさないらしい)

だから、なんていうのかな、
もしおじいちゃん、おばあちゃんがいたらさ、今度会ったとき
孫に人生語っちゃってくださいよ。
けっこうホットな話題に耳を傾けるかもしれない。
娘餓死させた母に有罪判決とかさー、もうやめさせようよ。

なんつーか、おばあちゃんに言われた事って、
今でも守ってる気がする。

おばあちゃんの話_e0067502_21585888.jpg(左)TUGGY母
(右)昔イヤイヤ行ったパーマ屋。おばあちゃんの話_e0067502_21595027.jpg

by taging | 2005-09-23 21:22 | 防犯